皆様には、日頃から当協会の運営と事業の推進に格別のご支援、ご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
私、昨年6月に会長職を賜り、早や1年が経過いたしました。
会長職に就き、ぜひ会員の皆様の事業所を訪ね、運営課題等をお聞きしたいと思っておりましたが、翌7月に最上・庄内地域で大雨被災が発生いたしました。その対応にあって、県、被災市町村の方々との協議の中で、当協会が被災市町村から災害廃棄物処理業務を受託し、対応することとなりました。その際は、最上、庄内の会員の皆様には大変ご尽力をいただきました。そして、この災害廃棄物処理業務を無事に終え、復興に繋げられたことは当協会にとって誇らしいことであり、また非常にいい経験になったと思っております。改めてご尽力くださった会員の皆様にはお礼を申し上げます。

さて、当協会は正会員233社、そして賛助会員の皆様をもって組織し、事業を行っておりますが、 この総会(R7.6.6)前までに全ての正会員の皆様の事業所を訪ねることができました。私事、この業界に30年以上、お世話になっておりますが、皆様を回らせていただき切に感じたことは、皆様が本当に真面目で、真摯であるということであります。そしてこのことは、この業界の真の姿そのものであると強く感じ、これから先の私ども山形県産業資源循環協会の姿にあって、大きな夢を描ける、新たな展開が期待できるものではないかと思ったところです。
当協会としましては、このような時勢を踏まえて令和7年度の事業計画を策定し、再資源化事業の促進等5つの施策ポイントを掲げました。絡めて国家戦略であり、循環経済への移行の柱のひとつとなっている再資源化事業等高度化法については、企業間の連携をどのようなかたちでとっていくのか、動静脈連携産業の協働をどういうかたちで進めていくのか、課題はあろうかと思いますが、多面的に捉えて皆様方と情報を共有させていただきたいと思っております。
令和7年度はこうした現場の動きと共に、来年度の廃掃法の見直しを見据え、関係業界から産業資源循環業界に求められている期待に応えるためにも具体的な方策を考えていきたいと思っております。
我々業界は大きな転換期を迎えていることは間違いありません。会員の皆様、そして行政、政治の皆様と共に、私どもの業界の新たな夢と喜びがもてる将来像を描いて、バトンを渡していきたいと思っております。そのためにも皆様のますますのご協力をよろしくお願いいたします。
令和7年6月
一般社団法人山形県産業資源循環協会
会 長 鈴 木 隆